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ケニアコーヒーは、華やかな酸味、コク、果実味、バランスの取れた味わいが特徴です。 焙煎度によって風味は異なります。 ・浅煎りでは深い香りと酸味が際立ち、 グレープフルーやカシスを思わせるシャープな酸味が特徴的です。 浅煎りでの仕上げはこの酸味が前面に出てきて、まるでフルーツジュースのような明るい酸味のコーヒーが味わえます。 ・深煎りでは黒い果実や熟した果実の華やかで甘い果実味やボディの強さが感じられます。 ラズベリーやブルーベリーなどの果実味のある芳醇な香味が特徴的です。 程よい苦み、コク、甘み、酸味と、バランスの良い風味が楽しめます。 ケニアコーヒーの特徴と歴史 ジューシーな酸味とグレープフルーツやブラックカラントを思わせる風味が特徴の、エキゾチックな味わいのコーヒーです。 ケニアの豊潤な自然によって生み出された味わいは他に類を見ません。 中程度のフルボディ、エキゾチックな味わいを楽しむことができます。　 コーヒー研究所「スコットラボラトリー」とは 20世紀初頭にイギリス統治下のケニアで設立されたコーヒー研究所「スコットラボラトリー」によって生み出された「SL品種」も重要な要素となっています。 SL品種は、ケニアのコーヒー研究所「スコット・ラボラトリー（Scott Laboratories）」の頭文字をとった名称で、ケニアで最も多く栽培されている品種です。SL品種は、干ばつに強く、収穫性が高く、高地生産に適しています。 SL品種は、ケニアコーヒーを支える重要な要素のひとつで、産地や生産者の技術、品種由来の個性などが融合した味わいを楽しむことができます。 2000年代初頭にウェストバレーの生産者が初めて栽培し始めたとされています。近年では中米でも注目を集めております。 SL品種には、次のようなものがあります。 SL28：タンザニアで採取された品種から選抜され、中～高地栽培に適しています。豊かで洗練された甘さと、まろやかな酸味が特徴です。  SL34：SL28よりも収穫量が多く、標高が高く雨量の多いエリアでの栽培にも適しています。コクがあり、甘味とバランスの取れた酸味を持つことが特徴です。